アップルとサムスンのCEO、特許戦争解決に向けて会談へ

アップルとサムスンは、スマートフォンの特許を巡って3月に法廷で衝突する準備を進めており、2月19日までに開催される調停セッションに出席することで合意した。

裁判所への提出文書によると、アップルのティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）とサムスンのクォン・オヒョン最高経営責任者（ＣＥＯ）は社内弁護士のみとともに面会に出席する。提出書類には、両氏の法務チームが「和解の機会について話し合う」ために1月6日に会合を行ったと記されている。

両社ともコメントを求めるメッセージにはすぐには返信していない。

AppleとSamsungは、モバイル機器市場における覇権をめぐる世界的な戦いを反映して、スマートフォンの特許をめぐる法廷闘争に複数の国で巻き込まれている。

技術ライバルである両社は、サムスンが自社の特許を侵害したというアップルの主張をめぐって、米国で3月に裁判が開かれる予定だ。

過去2年間、アップルとサムスンはカリフォルニア州サンノゼ連邦裁判所で二度裁判を起こし、陪審はアップルに総額約9億3000万ドルの賠償金を言い渡した。

Appleは12月に提出した法廷文書の中で、サムスンに対する特許訴訟を起こすために同社の大手外部法律事務所に約6000万ドルを支払ったと述べた。